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makou.com(避難所)

logic pro x & some more

目に留まった2つ

Eventide Fission

rekkerd.org

www.pluginboutique.com

老舗Eventideがひっそりと出したもののようで、実験的な気配あるが、なかなか有用そう。
「フィジョン」と読むらしい。

トランジェントで区切って、アタックやディケイを変えたりピッチを変えたりリバーブをかけたりと。つまりはリージョン等でわざわざ切ることなく加工できる。

www.youtube.com

上の1つ目の動画で紹介されているのは、スネアのリンギングの調整、タムのピッチ変更、ギターのピッキング音の調整で、非破壊的にこの効果が得られるのは魅力的。
レビュー動画のほうが説明うまい(英語だけど)ので、これも貼っておく。

www.youtube.com

Eventide製品の特徴はディレイベースの効果で、良くも悪くも設定値によって80年代ニューウェーブっぽいサウンドになる。一部界隈でこういう音が非常に好まれてるのでタイムリーといえばタイムリーなのかもしれない。

ただ僕個人の活動領域で考えると、Fissionがより大きく効果を発揮するのが生録サウンドであり、いかに進歩したといえどタイムストレッチ的な手法を経るとどうしても音の粒が汚くなってしまうわけで、得られるメリットが小さいので導入予定はない。

もう少しネガティブなことを言ってしまうと、今のところまだ便利器具レベルで実用性に限度がある。「こういうトランジェント活用法があります」という提案以上の期待がほとんど感じられない。
「"ディケイの長短におけるサウンドの実際の変化"に関する膨大な研究成果がトランジェント加工時に投入される」みたいなインテリジェントな要素が加わらない限り、今後のアップデートもなしでこれっきりになるんじゃないかなと思う。
それよか、きちんとドラムテクニシャンにチューニングしてもらうとか、きちんとしたマイクを使うとか、きちんと演奏できるミュージシャンに演奏してもらってレコーディングするってほうが現実的に思える。

Vir2 MALLETS

www.vir2.com

新製品のお知らせとして届いたVir2のVital Series MALLETSで、クロマチックパーカッション8種(Marimba, Xylophone, Glockenspiel, Tubular Bells. Glass Marimba, Song Bells, Vibraphone, Crotales)が収録されたKontakt音源。
うちの環境のクロマチックパーカッションサウンドはほぼ全てが強弱2段階のベロシティーレイヤーしか持っておらず、制作でこの音色を求められるのが実はいちばんツライ。
物理演算方式のSculptureやChromaphoneもあるけど、クオリティは00年代のままで内容の錬度の面では特に向上していない。
余談だが以前、水などの流体の音を自動生成ってニュースがあったアレ以降、サウンドにおける物理演算のニュースを聞いた覚えがない。見逃してるだけなんだろうとは思うけど、大きなトレンドじゃ無くなってるんかなと思う。

サイトでの説明を見るとベロシティは4段階で、手持ちの2段階のそれらと比べるとたかだか+2とはいえ雲泥の差がある。ラウンドロビンが5つというのにも期待がかかる。
デモを貼っておく。 soundcloud.com

サンプリングだから当たり前だけど質感はいいセンいってる。
が、だいたいにしてこうしたデモは欠点がバレないように作ってあるので、どこまで信用してよいものかなとは思っちゃう。
この話つながりでいうと、Kontaktのメモリ消費を示す欄が動画だと上に見切れてる(切る必然性ないのに)んで、8つのクロマチックパーカッションをカバーしてるのはいいけど仮に使わなくても8つ分のクロマチックパーカッション全部読み込んじゃってんの?と訝しく思えちゃったりもする。

www.youtube.com

あと、ま、Vir2のせいかKontaktのせいかLogicのせいか自分の腕のせいかわからんけど、どうもMax強く叩いた音が弱く聞こえるんで、映画並みにガツンとくるオケを作ろうとしても抜けていかない可能性がある。
実際、Vir2のオーケストラパーカッションのデモを聞いても残念ながらガツンと来る音じゃなかった。はてさて実態やいかに(導入予定は今のところない)。

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