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makou.com(避難所)

logic pro x & some more

Tone2 RayBlaster2のデモサウンドに驚いた

RayBlaster2 Synthesizer

Tone2のRayBlasterってソフト音源がバージョンアップしたそうで、デモ版をインストールしてみた。このシリーズは持ってない。

お決まりの画面デザインではあるが、以前紹介した同社のIcarusに比べると全体的にだいぶシンプル。どういう仕組みで音にバリエーションが生まれるのか把握するのにちょっと時間がかかった。
左上の2つのディスプレイの上部に表示された、それぞれ2つ読み込めるオーディオファイルと、幾つかの合成モードの設定、これらがコアとなる部分で、耳をつんざくレベルの効きの良さ。強烈なエンハンス効果と強烈なスムース効果だった。
音作りには相当時間がかかりそうではある。サンプリングホールド系やアルペジオ系の音色を作るのにもよいが、おそらく自分ならではのシンセリードを作ろうと思ったら、当面これに勝るものが現れなさそう。Massive系の音色はもう出尽くした感があるし。

で、表題のデモサウンドについていうと、Semirealのくくりに入ってる音色、管楽器のクオリティも立派だったのだけどモーター音のクオリティが特に異常。
これまでのソフトシンセにもモーター音や機械動作音のプリセットがあったりしたけど、どれも「ああ、はいはい。」というレベルで、楽曲どころか音効の素材としても使えるものではなかった。
要は、モーターの回転数の変動をピッチで表現しようとするとピッチが下がった瞬間にショボさが出てしまうものだけど、ここに入ってるデモ音色はピッチが下がっても高い周波数が削れずリアリティがキープされている。

とはいえ、これ以外の音色は正直ぱっとしない。
マシンライクな音を補強したい場合には重宝するんじゃないかなと思った。

目に留まった2つ

Eventide Fission

rekkerd.org

www.pluginboutique.com

老舗Eventideがひっそりと出したもののようで、実験的な気配あるが、なかなか有用そう。
「フィジョン」と読むらしい。

トランジェントで区切って、アタックやディケイを変えたりピッチを変えたりリバーブをかけたりと。つまりはリージョン等でわざわざ切ることなく加工できる。

www.youtube.com

上の1つ目の動画で紹介されているのは、スネアのリンギングの調整、タムのピッチ変更、ギターのピッキング音の調整で、非破壊的にこの効果が得られるのは魅力的。
レビュー動画のほうが説明うまい(英語だけど)ので、これも貼っておく。

www.youtube.com

Eventide製品の特徴はディレイベースの効果で、良くも悪くも設定値によって80年代ニューウェーブっぽいサウンドになる。一部界隈でこういう音が非常に好まれてるのでタイムリーといえばタイムリーなのかもしれない。

ただ僕個人の活動領域で考えると、Fissionがより大きく効果を発揮するのが生録サウンドであり、いかに進歩したといえどタイムストレッチ的な手法を経るとどうしても音の粒が汚くなってしまうわけで、得られるメリットが小さいので導入予定はない。

もう少しネガティブなことを言ってしまうと、今のところまだ便利器具レベルで実用性に限度がある。「こういうトランジェント活用法があります」という提案以上の期待がほとんど感じられない。
「"ディケイの長短におけるサウンドの実際の変化"に関する膨大な研究成果がトランジェント加工時に投入される」みたいなインテリジェントな要素が加わらない限り、今後のアップデートもなしでこれっきりになるんじゃないかなと思う。
それよか、きちんとドラムテクニシャンにチューニングしてもらうとか、きちんとしたマイクを使うとか、きちんと演奏できるミュージシャンに演奏してもらってレコーディングするってほうが現実的に思える。

Vir2 MALLETS

www.vir2.com

新製品のお知らせとして届いたVir2のVital Series MALLETSで、クロマチックパーカッション8種(Marimba, Xylophone, Glockenspiel, Tubular Bells. Glass Marimba, Song Bells, Vibraphone, Crotales)が収録されたKontakt音源。
うちの環境のクロマチックパーカッションサウンドはほぼ全てが強弱2段階のベロシティーレイヤーしか持っておらず、制作でこの音色を求められるのが実はいちばんツライ。
物理演算方式のSculptureやChromaphoneもあるけど、クオリティは00年代のままで内容の錬度の面では特に向上していない。
余談だが以前、水などの流体の音を自動生成ってニュースがあったアレ以降、サウンドにおける物理演算のニュースを聞いた覚えがない。見逃してるだけなんだろうとは思うけど、大きなトレンドじゃ無くなってるんかなと思う。

サイトでの説明を見るとベロシティは4段階で、手持ちの2段階のそれらと比べるとたかだか+2とはいえ雲泥の差がある。ラウンドロビンが5つというのにも期待がかかる。
デモを貼っておく。 soundcloud.com

サンプリングだから当たり前だけど質感はいいセンいってる。
が、だいたいにしてこうしたデモは欠点がバレないように作ってあるので、どこまで信用してよいものかなとは思っちゃう。
この話つながりでいうと、Kontaktのメモリ消費を示す欄が動画だと上に見切れてる(切る必然性ないのに)んで、8つのクロマチックパーカッションをカバーしてるのはいいけど仮に使わなくても8つ分のクロマチックパーカッション全部読み込んじゃってんの?と訝しく思えちゃったりもする。

www.youtube.com

あと、ま、Vir2のせいかKontaktのせいかLogicのせいか自分の腕のせいかわからんけど、どうもMax強く叩いた音が弱く聞こえるんで、映画並みにガツンとくるオケを作ろうとしても抜けていかない可能性がある。
実際、Vir2のオーケストラパーカッションのデモを聞いても残念ながらガツンと来る音じゃなかった。はてさて実態やいかに(導入予定は今のところない)。

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Ableton Linkの件

けっこう前にAbleton Liveに機能として搭載され、当初注目を浴びたもののその後きわだって大きな話題もなかったAbleton Link。

www.ableton.com

デベロッパー向け情報↓

Link Documentation | Ableton

github.com

Live本体では、Preferencesで設定されていればメイン画面の左上にLinkボタンが表示される。

対応しているiOSアプリやPC/Macのソフトはこちら↓にリストアップされていて、それぞれ設定すればあっちゅう間に同期環境が整う。

www.ableton.com

Novation LaunchpadPatterning GlitchBreaksでのスクショを一応ぺたり。

もちろん楽しいは楽しいのだけどスマホアプリを持ってないと…ていう限定の印象が強かった。簡単に仲間に加われるっていうのは魅力としてとてもタイムリーだとは思ったのだけどね。
Link対応のMac/PCソフトとしてはReasonやMax、ほかにTraktorReaktor、Maschineなどもあるが、かつてRewireが大歓迎された状況に比べるとだいぶしょっぱい。

そんで、先日CoGeというVJソフトウェアがLink対応したり、

imimot.com

cdm.link

www.synthtopia.com

Eurorack、つまりハードウェアをLinkに対応できる仕組みが現れたりもして、

cdm.link

ついに次のステージに上がったかなという印象がある。

同期モノは面倒である。いわんや異なるハードウェアが混ざり込んだりビジュアル面も混ざり込んでは…という、昔から悩ましさの続く問題がスッキリ解決するのも時間の問題なのかなと、地味にワクワクしている昨今。あとは、だから、ホストが万が一落ちた場合のバックアップが提案されればほぼ何の心配もなくなるかな、って思う。

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近況 ❖ 170302

本家のサイトの設定をミスって、おかしなことになっちゃってるので、こちらに退避中。
お仕事はもろもろ進行中。頻繁に優先度が変わって、ゼエゼエ言っとります。

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スクショ撮ってから意外と時間が経っちゃった。各曲このような感じ。

WOMのは今回変拍子にしてみたのだけど、CDに収められる残り時間が案外短いことがわかったり、レコーディングにかけられる時間も考慮するとあまりガチでは作れなさそうだと思ったんで、簡単め&短めにしてある。
曲がガチャガチャしてるわりに淡々と歌ってもらうことを想定してる。

頼まれたミックスはベースの音以外は無難に。

もう1つの提供曲はTrip Hopテイストで作り始めたけど詞の内容より喋りすぎても無口すぎてもバランス悪くなるので、あとで調整可能なように、ざっくりとした展開と、できれば使いたい音だけ散りばめた。

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